思春期の発達障害

学童期

学童期に入ると、幼児期のような多動はなくなって落ち着きますが、集団生活の中で困難さを感じることが少しづつ多くなります。

思春期

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思春期は体や考え方の変化も現れ、情緒が安定しない時期でもあります。 どちらの場合でも、ストレスを溜め込まないようにする事が大切です。

<主な特徴>  ○授業中席に座っていられない じっと座っていることができずに、教室の中を歩き回ったり、教室を飛び出してしまう場合もあります。  ○場の雰囲気がわからない 人が話している時に急に自分のことを話し出したり、冗談がわからなかったり、言葉の裏を理解できなかったりします。  ○「勝ち」や「1番」にこだわる ゲームや遊びなどで勝つことや1番になることにこだわり、負けるとひどく怒ってしまいます。  ○集団の中で孤立する 自分の気持ちを上手に伝えられなかったり友達とのトラブルが多かったりして、1人でいることが多くなってしまいます。 大人や年下の子どもとは上手に付き合える場合もあります。  ○不登校・登校しぶり 周囲の友達との能力の違いを感じたり、不快な出来事が気になったりして、学校が嫌な場所に感じてしまい、登校する事が嫌になってしまいます。学校に行かなくなってしまう場合もあります。  ○ルール ルールを頑なに守るケースと、全く守れない場合があります。広汎性発達障害に多いケースは、絶対的にルールを守り、守らない人がいると注意したり、怒ったりします。 ※ADHDでは順番を守れない・注意されてもすぐに同じ事をしてしまうなど、ルールを守れないケースが多いです。  ○会話が苦手 筋道を立てて話が出来ない(話が飛ぶ)・話が長すぎる・何を言っているのかわからない・自分の求めている答えを返してもらえるまで質問し続けるなどがあります。  ○勉強についていけない 手先が極端に不器用・三角形や丸が書けない・鏡字を書いてしまう・文章問題が解けないなど、発達障害の種類や程度によって異なります。